最後の音楽

「あらすじ」

ジプシージャズバンド「山本トリオ」のツアーに同行し、ジプシージャズが他の音楽とは違う形で親しまれていることを知りさらに各地のプレーヤーを取材する。インターネットが普及するまで半世紀近く不遇の音楽だったことや、独自性が魅力と同時に普及を阻む壁になっていることがわかる。マイナーな音楽とみなされながら活動の場を開拓するミュージシャンに密着し、目に見えない音楽の価値を再発見する。  

ジプシージャズ

フランス生まれの音楽。誕生には諸説あるが、1930年代に欧州でジプシー(ロマ)のギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトとヴァイオリニスト、ステファン・グラッペリらがつくったジャズ五重奏団に源流を求める声が大きい。その系譜は欧州のジプシーコミュニティー中心に脈々と受け継がれ、1980年代ローゼンバーグトリオやビレリ・ラグレーンといった才能あふれる音楽家が現れた。2000年ごろから日本でも浸透し始めた。