山本佳史トリオ 宇和島ライブ

山本佳史トリオが愛媛県宇和島で行った
ライブの映像を一部公開します。
映画本編の山場で使う予定でしたが、
事情により別の曲を使用したため
特典映像として公開します。

https://youtu.be/bgKV_ks5vuc

ドキュメンタリー映画「最後の音楽」は、
多くのジプシージャズミュージシャンが登場し
ストーリーが群像劇のようにパラレルに進行します。

冒頭から最後まで忘れた頃に登場する山本佳史トリオに関しては、
ツアーに同行し、その時々の表情や反応などをとらえ
ロードムービー風に仕立てています。

トリオのメンバーは、移動中の車内では終始無言。
時折スマホに録音した自分たちのライブの音源を
カーステレオから流して無言で確認しているのが印象的でした。
ライブになるといきなりスイッチが入り、
怒涛のジプシーメロディとリズムを繰り広げます。
演奏を終えても勢いは収まらず、
MC役の長谷川さんが通販番組のようなごり押しの話芸を展開。
時折、リーダーの山本さんが予想外のボケをかますなど
先が読めない展開が続きます。

リズムギターの友利さんは、ステージ上では常に大人しく、
時折微笑みながら、スロー撮影でとらえられない位の
高速ストロークを披露します。
ただ、ステージを降りれば饒舌で、
インタビューでは内に秘めた情熱が伝わってきます。

3人共音楽に対しては真摯な姿勢であることに変わりはなく、
具体的なアプローチは似ていると思います。
ただ、話を聞いていくと音楽との付き合い方や
音楽への思いはかなり違いを感じます。
そうした違いを発見できるのも
ドキュメンタリーならではだと思います。

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